三浦春馬さんが子役時代に初主演を飾った映画『森の学校』。
2020年12月にファンの方々の熱い思いが叶い上映が決定したことで話題になっています。
この作品は、わんぱくな主人公の少年が、丹波篠山の自然を舞台に動物や田舎の人々と触れ合いながら成長していく人間ドラマを描いています。
そのロケ地は、監督を務めた西垣吉春さんの地元である丹波篠山であり撮影のほとんどが丹波地域で行われました。
ここでは、その中でも丹波篠山を知るうえで重要な3つのロケ地をピックアップしてご紹介します。

「森の学校」丹波篠山のロケ地3選!

ご存知の方なら「丹波篠山」と聞いて『田舎』という印象を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
自然と動物との触れ合いをテーマにしたこの作品の舞台となるほどですから、全くそのとおりです!
絞り出すほどしかない観光スポットですが、その中でも特に丹波篠山を表現するうえで切り離せないスポットがロケ地として登場します。
篠山城跡

- 近畿地方を代表する「日本100名城」の一つ
- 慶長14年(1609年)、徳川家康の命によって築城
春は桜の名所、夏は丹波篠山デカンショ祭の開催地として、昔から地域住民に親しみの深い場所です。
次の動画では城郭ライターの方と歴史ナビゲーターの方が、専門家独自の視点で「篠山城」について語っています。ネット検索では出てこないような裏情報などが語られて必見です。
今田町の窯元

- 丹波焼「日本六古窯」の一つとして日本遺産に認定
瀬戸焼(愛知)、常滑焼(愛知)、信楽焼(滋賀)、越前焼(福井)、備前焼(岡山)、丹波焼(兵庫) - 平安時代にはじまり、その歴史は800年以上!
- 現存する最古の登り窯
- いまも約60軒の窯元がつづいている
今田町は1999年の市町村合併で篠山市に名前が変わる際、丹波焼として知られていた地名だったことで、唯一「今田町」という名前が残されました。
地名が立杭(たちくい)という場所にあたることから、地域住民のあいだでは丹波焼よりも「立杭焼」という名称の方がふかく根付いています。
鐘ケ坂峠の不動の滝(丹波市)

- 丹波篠山市と丹波市のちょうど境に位置する峠
- 旧道にあり、知る人ぞ知る桜と紅葉の名所
(2005年に新道路と新トンネルが完成)
自然の景観を楽しめる小さな公園があります。
いまは通行止めとなっている旧道で人気がありませんが、春は桜、秋は紅葉の名所として賑わいます。
まとめ
- 篠山城跡
- 今田町「丹波焼」の窯元
- 鐘ケ坂峠「不動の滝」
映画『森の学校』を観に行くまえなら、どんなところが舞台となったのか?チェックしておくと物語に引き込まれやすくなるはず。もし映画を観た後なら、三浦春馬さんが撮影でその場に居たことを想像して思いにふけるのもいいと思います。
そしてもし、あなたが自然を感じたくなったり癒やされたくなったときは、ぜひ丹波篠山にお越しください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。